初恋と呼べない初恋。

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低学年の時、周りの女の子がお人形遊びをしている中、 私はベイブレードやポケモンやに夢中だった。 別にお人形遊びが嫌いだったわけではない。 女の子とおままごとなんかをする時、最初に決めるのは配役。 そして何故か人気な子供役。 私もやってみたかった。 でもいつも他の子に取られてしまった。 「じゃあ空乃ちゃん犬ね!」 と、ペット役をもらい、最初は構ってもらえたが、 後半になると一人で鳴いている悲しい犬になっていた。 それがつまらないと思うのも時間の問題で、 一人遊びの方が楽しい事に気付いた。 運が良かったもので、私がはまった事は男子と同じ趣味だった。 それから毎日のように男子と遊び、家にも男子の方がよく遊びにきたり。 それを見て女子から悪くも言われたが、やはり男子と遊んでいた。
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