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先生の死からもう1ヶ月が経ち今は春休み。
クラスメイトはだいたいがショックから立ち直り、休みを過ごしている。
だかあの頃ほど元気はない。
優矢は家から徒歩10分ほどの所にある町の図書館に来ていた。
もうすぐ高校2年かぁ。とりあえず進級はできてよかったと思うが失ったものが大きい。
あれから死への時間は一度も見えていない。死が近い人は周りにはそういないのかもしれない。
いや、むしろいないほうがいい。もうあんな思いをしたくむもないし見なくもない。
優矢はこの力のことを適当に選んだ小説を見ながら考えてみた。
力のことを考えるほうに頭が行ってしまうので小説の内容は頭には入らない。ただ同じをページ開いてボーっとしている。
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