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「とゆうか、目的って何?」
俺はミキの目的なんぞ知らんから…と呟く
「この村から出るのです!」
意気揚々とサムズアップして、キメている
もう…それをツッコむ気も起きないのは末期なのか?
「そげですか…」
この時の龍慈は、端から見ればかなりげっそりしてるだろう
「うん!」
ーー場所は変わりーー
そんなこんなで、結局最後まで禿爺さんを無視してこの村を出た
村の出口に行く途中に「駆け落ちかぁ?」「若いねぇ!」「お幸せに~!!」という戯れ言が…聞こえなかったはずだ、多分俺の空耳だろう…
そうゆう事にしてくれ、もう俺のライフは0なのよ!
あんずwwずっと俺のターンってか?
そんなことはさておき、ただ今、あの村の入口の木と木の間にいた
「さて、どうしようかね?」
そう聞いたら、ミキはかなりドヤ顔でこう言い放った
「行くならやっぱり王都ですよ!」
そうか、計画があるならいいんだ…が、1つ問題がある
「王都の場所、もとい方向を知っているのか?」
俺が心配していたことが現実となった…これはやっちまったぜ…みたいな顔をしてる
どうやら本当に分からないようだ
周りは見回す限り木だけ…鬱だ……
「適当にふらふら行こうぜ。そうすれば何とかなるって!」
ミキを元気づけるついでに俺自身も奮起させて、俺らは森の中を歩き始めた
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