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猛烈な連続引っかきと、光線を何とかかいくぐってドラゴンの懐まで入り、俺は右の拳を固める
「必殺…俺の必殺技…おりゃぁぁああ!!」
ただの右ストレートです、本当にありがとうございました
『全力』で力を込めた拳はドラゴンの鱗にぶち当たり…
メリメリッメリメリ…という擬音が耳に入ってきながら、そのままめり込んだ……
「はい?なのです??」
少年「あっ、この人がさっきの…」
めり込んだ鱗のところから血が出ているのだろう、龍慈の腕に赤い液体が伝ってきていた
リフレクトドラゴンは二、三回ジタバタした後、ぱったり動かなくなった
拳を外して見てみると、めり込んだ腹は漫画でよくある、ボコッという効果音が似合う感じに凹んでいた
「気絶…かな?」
いくらなんでもコレでは死なないだろう……多分…
「すごぃ「あなたって本当に何者なのっ!?」…むぅ…」
見事に重ねてきた少年よ、天晴れなり!
おっと、そんなこと言って褒めてる場合じゃない…!
「俺か?俺はな…」
やばい、そんなこと聞かれても答えを考えてないよ…
異世界からきました。って言ったら、頭大丈夫?ってなるよな…
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