俺がてゐっ!?

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その熱視線の中から1人の男が立ち上がり、こちらへ向かって来た。 身長は180はゆうに越えていて、ムキムキな体、要所要所にはやはり鎧のようなものがついていて、顔は… …残念な感じだ、所詮モブキャラと言ったとこだろう。 モブ1「おい兄ちゃん…そんなモヤシみたいな体でリフレクトドラゴンは素手で倒すなんて冗談が過ぎるぜ!しかも証拠がねぇ!」 その言葉に続き、そうだそうだ!はったりだろ!もっとましな嘘つけよ!?などの野次が飛ぶ。 だが龍慈は、モヤシがこの世界にあることの方が気になっていたようだった。 「モヤシ…あ、まぁ、そうだが…」 モブ1「はったりかますなよ!それはそうと兄ちゃんよ、そんな自信あるなら俺と戦えよ!!」 「いや、別にいい。」 だって、めんどくさいし… いつか、この世界のモヤシ見たいw モブ1は顔を真っ赤にして、怒り出した。 モブ1「勝負ったら勝負だ!Sランクのモブキ・ヤラが直々に相手をしてやるんだ!感謝しな!」 「名前がモブキャラとかw」 「ほらほら!駄目ですよ、彼はギルド登録してませんから一般人扱いですよ!」 ナノカさんが必死に止めようとするが、モブ1は聞いてない。 モブ1「サエル!おりゃぁ!」 「サエル」とモブ1が叫んだ瞬間、モブ1の手には赤い持ち手の大斧が握られていた。 あれか、魔武器とやらか、携帯小説でよく見るよ。 龍慈に斬りつけたが、先に一歩下がっていたようで当たらなかった。 モブ1「なかなかやるじゃねぇか…」 「お前が弱いだけだろっ!」 挑発?したよ、だって面白くなりそうじゃん? モブ1「てめぇ!身体強化!行くぜ!」 モブ1の肌が少し赤くなったように見えたら、さっきの倍の早さで切りかかってきた。 「まぁ、多分俺の方が上だけどさ…」 それを難無く避け、モブ1の背後にすっと回り込んだ。 モブ1「なっ、何!?」 「おやすみ、とでも言っておこう…」 首に手刀を入れて気絶させた。 「やっぱり凄すぎるです…」 「えっ、Sランクをこうもあっさりと!?」 「そうだろうな。」 ミキとレイヤは普通にしていたが、ナノカさんはおろおろしていた。
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