27人が本棚に入れています
本棚に追加
「いいですか?今から私が魔力を龍慈に流すのですよ!感じ取って下さい!」
そう言ってミキが手を龍慈の肩に乗せる。
レイヤにもやっていたやつだろうと思い、龍慈は目を瞑って集中した。
「肩から何か…温かいものが……ねぇよ、分かんないや。」
「そうそう、少し温かi…って分かんないのでありますか!?」
だって…ねぇ?今まで普通の生活送ってたわけだし、魔力なんて分かるわけがない。
よくある携帯小説じゃないんだからね…
「まっ、まぁ…いいじゃない!魔力なしでもギルドには入れますっ!」
「そうだな、次はミキの魔力量だな。」
そして出て来たのは長方形でメモリがついている黒い石のようなもの。
「何それ?」
「これは魔力量測定のために魔鉱石から作られたものよ。」
「魔鉱石は色々なものになるからな。自分だけが使うと思って魔力を流せば魔武器にもなるからね。」
へぇ~!知らなかった、当たり前だけど。
「いきます、えいっ!」
渡された測定器を持って魔力を込める。
「あ…有り得ないわ!」
「私は2万も越えてないよ!!」
「結局いくつだ?」
しびれを切らした俺がミキに問いかける。
「50万なのでした!」
へぇー、それって高い方なんだ。
二人の反応を見る限りではね。
何でこんな無反応なのか?
魔力に実感が湧かないからに決まっているだろうに…
最初のコメントを投稿しよう!