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二人の間に緊張感が漂う、一人は見たことのないものへの緊張、もう一人は闘いへの緊張だった。
…ふぅ……忘れていたPART2になっちまった。
「…エクス!」
名前を呼んだときには既に右手に重量感がした。
大剣状態のエクスを上段に構えながらヴァンさんに走り向かっていく。
ヴァンさんは一瞬目を見開くも、大剣を下段に構え直した。
「うりゃぁぁ!」
「はぁっ!」
碧い一閃、灰色の一閃…二つの剣が交差した。
倒れたのは…
「やっぱ無理っしょ…」
もちろん龍慈だった。
「だが、やはりいい腕じゃないか。」
ヴァンさんの着ていた上着が右肩から左横腹まで切れていた。
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