白い筆
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瑠璃色の唇から 何をちらつかせているんだい? 先っちょの、まだ尖んがった 小さな筆はかわいいね 墨の液をまだ知らぬ 筆はおろしてすらいない おいおい、そう引っ込めてしまったら 何も食べれないではないか 瑠璃色の暗闇から 何を物語っているんだい? 針金の固さを持ったままだと きっと紙は破れてしまう 血液の味をまだ知らぬ 筆は凍ったままでいて おやおや、そう引っ込めてしまったら もう最期ではないか
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