偶然と人生

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大地「隼人、上げろ!」 大地がそう叫ぶとそこにドンピシャなクロスボールが飛んできた。 大地「さすがっ!」 そう叫びながら大地は華麗なボレーシュートを放った。 パサァー 爽快な音と共にネットが揺れていた。 大地「やりぃー」 大地は、小さくガッツポーズをしながらそう呟いた。 その後も4組は得点を重ね、結果5対0の4組の圧勝で試合終了の笛が鳴った。 ピ、ピ、ピー 大地「4組なんて楽勝に勝てるんじゃなかったの5組の皆さん?」 大地が挑発するが5組は何も言い返せなかった。 5組は得点を取るどころか、シュートすら打たせてもらえなかったのだ。 隼人「俺らのタッグに叶う奴らはいねーよ、なぁ大地!」 大地「あったり前っ!」 言うまでもなく、今日の5ゴールは全てこの二人で取っていた。 大地「さぁ給食だーい!飯・飯・飯・飯・飯」 隼人「んなに急がなくても飯は逃げねーよ」 呆れながら隼人は笑った。
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