『治療過程』

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そろそろ摂食障害の治療過程をお話しします。 この病気に苦しむ人の多くが、どう治せば良いか分からないと悩まれていると思うので、参考になるか分かりませんが、私の七転八倒の治療過程を書いてみようと思います。 とはいっても、あくまで私の場合ですので。 摂食障害になったきっかけや過程、症状は皆ばらばら。 ダイエットが原因だったり、家庭環境や人間関係、仕事のストレスなど、摂食障害になった原因は人それぞれ。 症状も過食症、拒食症、嘔吐、下剤乱用と様々。 摂食障害のどの症状であれ、はっきりと言える事は、正しい医療機関へ行って、きちんとした診察を受ける事。 そして出来れば、家族などに自分が摂食障害かもしれないと打ち明けて協力を得られれば良いと思います。 病院はちょっと、という方。 私もそうでしたよ。 恥ずかしい、普通じゃないからと隠すのに必死で、病院なんて行けないと思っていました。 私の場合は、もう行かなければ生死に関わると追い詰められてやっと病院へ行きましたが、 今でももっと早くに病院に行けば良かったと思ってますよ。 もし貴方が胃ガンに掛かったらどうしますか? 病院へ行って適切な治療を受けるでしょう?実は摂食障害は胃ガンと同じ死亡率なんですよ。 これを聞いて少しでも摂食障害が「病気なんだ」という自覚を持って頂けたなら幸いです。 私ははじめ内科、次に心療内科へ行きました。 他にも精神科なども力になってくれるらしいです。 行ってもどうしたら良いか分からないという方、まず「摂食障害かもしれないと思い、一度診ていただきたくて参りました。診察していただけますでしょうか」と旨を伝えれば相手は医療のプロですから、後は指示して貰えると思います。 あと、服を買う時と一緒ですが、一件目に行った所が悪かったからといって諦めないこと。 また胃ガンを例えにだしますが、小さい病院でうちは手術が出来ないからと断られて、はいそうですかと諦めて治療を放棄しますか?しませんよね。 病気を告白するのに不安やためらいがあるかもしれません。はじめて行くなら尚更です。 けれど摂食障害の治療のはじめの壁は、まず病院へ行く事なんです。 私は出来ましたよ。 病院の先生、良い人でしたよ。 大丈夫。 病院の先生との思いでに、病院もそこまでわるはないと思う日々。
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