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病院で、ご両親に同行して頂きたいと言われ
、母に頭を下げ嫌々ながらも同行してもらった。
入院は断固拒否した。
泣いて嫌だと言った。
学校へ行きたい、治療を頑張るから学校へ行かせて欲しいと泣いて頼んだ。
入院して病人として暮らすと本当に駄目になると思ったから。
学校で自分のしなくてはならない事をしていれば楽になれたから。
薬も拒否した。抗欝剤には頭をぼぅっとさせる効果があるらしいが、私は薬に頼らず自分の意志で動いていたかった。
それにぼぅっとするのが嫌いだった。
医師は困っていた。通常、摂食障害は入院療法と家庭療法があり、入院しない場合には家族の助けのもとで家庭で治療をするらしい。
「君の場合、ご家族の助けは見込めないから」
そういわれたが、私は定期的に病院を訪れる、毎日記録を書くのを約束し、治療をすることにした。
まずは体重を増やすこと。
20㎏以上を落としていた私には体力もなく考える力も起きなかった。
毎日何度も嘔吐を繰り返していたため、身体はボロボロ、肌は荒れ、髪は痩せ、鏡に映る姿は眼だけが浮き出た印象だった。
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