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「こーんにちは春日井さん」
「あぁ、白滋さんこんにちは」
有栖川総合病院のフロント付近、入り口から入ってきた男は一人の白衣に声をかけた。
「流石は春日井さん、大体何処にいてもすぐ解るよねぇ」
長身白衣の肩から流れる赤い髪を一房スルリと撫でた男は楽しそうに目を細める、どこか変態じみているのは恐らく特性だろう。
「それはどうも、褒め言葉として受け取っておきましょう」
白衣の男もとい春日井蕭姫 薬剤師は嘘臭い笑みを浮かべながら言った
「うんうん、じゃ春日井さん本題」
男、鷺宮白滋は春日井の前に右手をひらひらとかざす。
そこには白い包帯と湿布。
「もう診察は終わったんですか」
入り口から入ってきたように見えたのだろう、そう問いかける彼に白滋は
「タバコ吸いに行ってただけー」
院内禁煙だし。
そう付け加えた
「あなたの湿布は直ぐ用意出来ますから、さっさと受付に行きなさい」
少し呆れたように言う彼はくるりときびすを返して持ち場へと向かう、どうやら湿布を用意してくれるようだった。
「はーい!」
「病院内では静かに。」
どうにも病院には不釣り合いな二人は病院内の患者の波にのまれていった。
この先はまだ考えてません←
とりあえずここで終わり。
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