登校日

3/7

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「おはよう」僕はあくびをしながら挨拶をした。 「あんた今日は入学式でしょう」親が言う。そう僕は今日からR高校の一年生になるのだ。 初めて結ぶネクタイ。どこか不格好だ。 そうして着替えていると朝食が出てきた。 入学式なのに朝からおにぎりとかマジないわ、なんて思いながらいつのまにかおにぎりを完食していた。 「洋一郎もう行く時間よ」 「わかってるよ」と強気で返事をかえした。 「行ってきます」と一言だけ言って家を出た。 しばらく歩っている うちに、知らないひとばかりだけど仲良くなれるかな?とかそういうことを考えながら道をあるっていた。 R高校には幼なじみが二人いる。一人は男でクラスも階もちがう。もう一人は女で隣のクラスだ。 問題はこの隣のクラスのやつだ。 なんかしらんがいつも気になってしょうがない。 他の仲のいい女子とは違う何かを感じる。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加