出逢いは運命?

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 あたしは訳もわからず、校舎の中に連れて行かれる。 「これに着替えて」  少年はロッカーからジャージを取り出すと、あたしに渡してくれた。 「あ、ありがとう」  あたしがジャージを受け取ると、 「外に出てるから、着替えが終わったら呼んで」  少年はそう言って部屋を出て行った。  あたしは着替えながら部屋を見回す。  すごいオシャレな部屋。  学校の中っていうより、ブランドショップみたい。  白を基調としているものの、スタイリッシュな椅子と机にソファーまである。  カーテンは木目のブラインドで、隙間から僅かに光が差し込んで来る。  あたしは着替えを終えると、扉を開けた。 「終わった?」  少年は天使のように笑う。  うわっ。やっぱかわいいっ。 「制服は後で乾かしておいてあげるから。来て」 「え?」  少年に手を引っ張られ、あたしは戸惑いながらついていく。
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