いきなり告白!

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「二十四時間!」 「は?」 「これから二十四時間以内に、彼氏を作ること! でなきゃノートは貸さない」 「ええぇぇぇ!!」  何その無茶振り。 「ちょっと待ってよ。そんなん無理に決まってるじゃん!」 「無理かどうかはやってみないとわかんないでしょ」  真奈がにっこりと笑う。 「あ。他の人にノート借りようってのはダメだからね」  見ると真奈の隣で紗耶香がすごい勢いでメールを打っている。  こいつら・・・・  全員にノート貸し出し禁止令出すつもりか。 「何でそんなことすんだよぉ」 「そうでもしないとあやめに彼氏出来ないでしょ」 「余計なお世話だぁ!」 「もう決定したから! 早くしないと時間なくなるよ~。今十時だから、明日の十時までね」 「マジでか――――ッ!!」  友人の罠にハメられ、あたしは頭を抱えた。
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