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プロローグ
おはようございます。石川愛里です。この町では事件が起こる確率がどの町よりも高いんです。私は自分が誰かに襲われるかもってびくびくしていたんです。
あの転校生が来るまでは……
「おはようございます転校して来た浅野李亜です。」
転校生は言う。
(わぁー可愛い子だなぁ)
私は思った。
「えーと、席は石川の隣だな。」
先生が言った。
その後先生が何かを言い出した。
「先日、夜の東山公園で猫のうめき声が聞こえたそうだ。もしかしたらまた何か事件が起こるかもしれない。当分、東山公園に近づくな。」
私は少しビクッとした。
何でそんな事だけでその公園に近づいちゃいけないって?
それはもちろんここはよく事件が起こる町。そんな小さな事でもこの町に住んでいる人々は事件認識してしまうんです。
「その事件の謎解けてんだけど」
浅野さんが何か小声で言った。
私はなんて言ったかが気になった。でもなんでか聞きづらかった。
そのまま6時間がすぎ、学校が終わった。
私は下校の時間に浅野さんを見てみた。すると浅野さんは変な歌を歌いながら東山公園の方へ歩いていった。
(家、あっちなのかな?)
気になったから、ついていったらなんと東山公園に入って制服のポケットから虫眼鏡を取り出した。
でも、もう帰る時間だ。愛里は浅野さんが次、何をするのか気になったけど走って家に帰った。
続く
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