複雑な気持ち

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『俺は所詮狼、人間に恋したって報われないさ…』 いつも心の中で狼はそう思っている。 しかし、諦めがつく訳でもなくムシャクシャしている。 『あ~ぁ俺が人間だったらな~』 狼がそう思っていると赤ずきんの母親がおばあちゃんの所へ向かうのが見えた。 『あの人が外に出るのは珍しいな…ちょっと付けてみよう。』 狼は母親に気付かれない様に付いていく。
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