第一章

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男がブレザー、女はセーラー服っていうのは変な組み合わせだなぁ、もしかしたら今壇上で眠気を誘う音波を長々と発しているヅラな校長が単なるセーラー服マニアなのか。 とか考えてる間にテンプレートでダルダルな入学式がつつがなく終了し、私は配属された1年9組の教室へ嫌でも1年間は面を付き合わせなければならないクラスメイト達とぞろぞろ入った。 担任は教壇に上がるや鏡の前で小一時間練習したような明朗快活な笑顔を私達に向け、自分の事を一頻り喋り終えるともう話すことがなくなったらしく。 「みんなに自己紹介をしてもらおう」 と丸投げをしてきた。
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