第1章 ゲリラ小隊結成

6/56
前へ
/174ページ
次へ
「その自信はどこから来るんだよ」 「ん~私の直感かな」 ゲリラは半ば呆れながら、もう一度4人の詳細が書かれた紙を眺めた。 「小隊……ね」 「とりあえず、明日集まってもらうよう連絡いれといたから!」 ゲリラが小さく呟くと同時に、覇屡はその呟きをかき消すかの如くいいかぶせてきた。 「は!?」 ゲリラは勢いよく覇屡の方を振り返った。 覇屡は決めたことはすぐに実行に移すタイプなのだと、ゲリラは改めて実感しながら、部屋から出て行く覇屡を見送った。 「何か、楽しそうだな。覇屡」 誰ともなく言ったそのセリフは、本人では気づかないだろうが、少し弾んだ調子だった。 ゲリラはベッドから立ち上がり、大きく伸びをした。
/174ページ

最初のコメントを投稿しよう!

106人が本棚に入れています
本棚に追加