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「会長。おめでとうございます。…俺、誰かが幸せな姿を見て幸せだなんて思うことは…ないと思ってました。でも、今、心からこう言えます。貴方の幸せな姿を見れて、俺も幸せです!」
勇希は笑った。今まで見たことのないような幸せそうな笑顔だった。
暁はそんな勇希の頭をクシャりと撫でた。
「ありがとう。勇希。お前も俺を幸せにしてくれよ」
「え?」
暁はトンと勇希の胸を拳で叩いた。
「お前も俺に幸せな姿を見せてくれ。そうしたら…俺も幸せだから」
ニコリと笑った暁に勇希は「はい!!」と大きく頷いた。
「会長!お幸せに!!」
「仲良くしろよー!」
「リア充末永く爆発しろ!」
「アハハ!爆発しなくていいから末永く幸せにな」
「幸せになってください!!」
生徒たちからの祝福の言葉。
「おう!!ありがとな!!」
暁がニカッと笑うと、生徒たちは『応!!』と一斉に頷いた。
「刹那ちゃん!!」
「わ!!」
駆け寄った愛希が刹那に抱きついた。
「良かったー!!良かったね~」
泣きながらそう言う愛希。
「はい。ありがとうございます」
「刹那さん。おめでとうございます」
美雪がニコリと笑う。
「おめでとうございます」
「おめでとー!!」
沙羅と涼もそう言って、刹那に抱きついた。
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