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「暁…皆、暁が作り上げた絆です。僕も…暁が居なければ今のこんな…人の心を持った自分ではなかったでしょう。僕は…友の幸せを素直に喜べる自分になれたことが誇らしいです。暁は…、いつも僕の背を押してくれました。大丈夫だって、安心させてくれました。暁は…僕らの希望で、僕らの道標で、僕らの…親友です。ありがとう。暁。僕達と、出会ってくれて」
あの麗獅が、目元に涙を浮かべていた。
暁や刹那が絆を作り上げた人達からの心からの言葉。
皆、気持ちのこもった、心に響く言葉だった。
暁は、皆を見回し、声を張り上げる。
「俺も!!皆と出会えて良かった!!俺が、皆の希望になれたのなら、皆も!俺にとっての希望だ!!皆と出会えて…本当に良かった。皆が居てくれたから、今の俺がいる!皆が支えてくれたから、今の俺が在る!!」
徐々に皆の目に、涙が浮かぶ。
「皆の言葉を繰り返すようだが…俺も、何度だって言いたい」
暁は、満面の笑顔を皆に向けた。
「皆、俺と出会ってくれてありがとう!!!」
歓声があがった。
皆が皆、二人の幸せを祈り、喜んだ。
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