143人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は奴の耳元で名前を名乗り、奴に刀を向けすぐ死なないように。
でも致命傷を負わせるように。
刀を奴に突き刺した
と思ったが、ささったのは違った。
俺の腕に刀が貫通した跡が。そして今俺の腹に刀がささっているのだ。
『....』
「総司!」
「何やってるのさ平助。
情けないね」
「うっ...うるせえよ!」
ザクッ
と腹から抜かれた刀の鈍い音と、ブシャァッとした俺の血が吹く音で奴らは俺に視線を落とす。
「..にしても。誰?この子」
「あぁ。そこにいる男達を倒したらしくてn『いってー』」
「「っ!!」」
『痛ぇーよ、沖田総司さん。』
最初のコメントを投稿しよう!