悪夢劇場の開幕

3/4
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
肌を刺すような風に煽られて、やっと廃家の見える家まで着いた。 「あれが…幽霊屋敷。」 ダンベルロリータが息を飲んだ。 「怖いな…。」 僕は思わず言った。 廃家の庭には大木が生えていて、何故か家が二カ所あった。 「そういえばあの廃家の隣って、Mの家だよな!」 「あ、確かに! 何か言ってた?」 「夜中に壁をたたき付けるような音がするって…。」 「こ、怖いなソレ。」 ニキビが言った。 「とりあえず、調査だ。」 僕が言った。 自分、かっこいいなあ。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!