5人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
肌を刺すような風に煽られて、やっと廃家の見える家まで着いた。
「あれが…幽霊屋敷。」
ダンベルロリータが息を飲んだ。
「怖いな…。」
僕は思わず言った。
廃家の庭には大木が生えていて、何故か家が二カ所あった。
「そういえばあの廃家の隣って、Mの家だよな!」
「あ、確かに!
何か言ってた?」
「夜中に壁をたたき付けるような音がするって…。」
「こ、怖いなソレ。」
ニキビが言った。
「とりあえず、調査だ。」
僕が言った。
自分、かっこいいなあ。
最初のコメントを投稿しよう!