櫻井 奏の物語

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興奮気味なのは 私だけでは無いようだ クラス中から 「男子ですかー?女子ですかー?!」 とか 「外国人ー?」 とか いろんな質問が飛びかっている 先生「うるせーお前ら!! 質問すんなら俺ぢゃ無くてー 転入生にしろ! おい!!入ってこい!!」 ガラガラガラガラー 先の喧騒が嘘のように静まり 扉を開ける音が教室に響く ?「ヨロシク…」 ボソっと教壇の前に立ち呟いた転入生は背が高く 身体は細身だが少し筋肉質な印象を受ける前髪で目が完全に見えない男子だったしかもマスクしてるし 怪しすぎる 先生「よし!皆仲良くしろよ!!こいつの名前は 一 三六<ニノマエ ミロク>だ!!」 先生が名前を読み上げながら 黒板に漢字と読みを書く 多分だけど 今クラス全員同じ気持ちでいる それは [名前嘘でしょ!?????] だ 全部数字って 正直この一君の両親が気になる
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