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その後、友達に泣いているところを見られたくなくて私は自転車のペダルをいつもより早くこいだ。
友達は何も言わず、黙って後ろから着いてきてくれて…それが嬉しくてまた涙が出そうになったのを昨日のことのように覚えてる。
友達と別れて、家に帰りついた私は真っ先に自分の部屋に入って、声を押し殺して思う存分泣いた。
貴方を想って泣くのは今日で最後にしようと、心の中で誓いながら…
四年間、貴方を想い続けたことに後悔なんかしてないよ?
貴方を想ったことを忘れなくて…失恋を乗り越えられて…私、少し強くなれた気がするから…
悲しいけど、やっぱり貴方が好きだった。
だから…どうか、どうか幸せになって?
貴方が愛したその人と…
end
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