桐生 骸人

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初めまして、私桐生骸人(きりゅう がいと)と申します。 どうぞ、骸人とお呼び下さい。 私は、あなたの悲恋を物語にするようにと、主人から命を受けております。 良いんですよ?泣いても。 恋とは時に儚く、時に残酷なものです。 私にも経験がございます。 悲しくて苦しくて…何故恋なんてしてしまったのだろうと何度も思いました。 寝ても覚めても、頭に浮かぶのは彼女の笑顔…私の心はもうボロボロでした。 そんな時、主人に拾われました。
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