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そして、一年空いた次の年また同じクラスになったよね? 一年ぶりに間近でみた貴方は、「チビ」って呼んでたあの頃が嘘みたいに身長が高くなってて…ますますカッコ良くなってた。 一生懸命貴方のことを忘れようと一年も頑張ったのに、一年の努力はあの一瞬で無駄になっちゃったよ… どんなに自分の気持ちを誤魔化そうと頑張っても、やっぱり貴方しか見えなかった… そして、同じクラスになって半年後、貴方には彼女が出来た。 …私がその事を友達に聞いて知ったのは貴方が付き合い出して三日目のことだった。 「今日彼と話せた!」 帰り道、いつも一緒に帰っている友達に私は貴方と話せたことが嬉しくて舞い上がって貴方のことを話してた。 「あのさ、泣かんで聞いてな?」 友達が険しい顔で私を見てくる。 何のことかわからない私は頷くしかなかった。 『聞いちゃ駄目!!』 心の中でもう一人の私が叫んでた。それでも、貴方のことが少しでも知りたい一心で心の声に耳を塞いだ。 「…彼、付き合い出したらしいよ。」 頭を鈍器で殴られた様な痛みが私を襲った。
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