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何の抵抗もなく、あたしは上履きを脱いでベッドに乗る。
「…先輩。今月はさすがにもう…。授業出ないとやばいんです。」
そう言いながらブレザーを脱ぎ、リボンを外していく。
「ふーん。でもさ、本当は嬉しいんでしょ。」
律先輩はこの学校の遊び人だ。生徒だけでなく、教師にも手を出している。
そんな人だ。
そんな律先輩とあたしが関係を持つ理由。
…ただ相性がよかったんだと思う。ただそれだけ。
「まあ。律先輩だからです。」
「何それ。ついに俺に惚れちゃったか。」
クスッと笑ってから、正面からあたしを抱きしめる。
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