【Dive in strange】

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…気が重い。 私達はエドガーとの話を終え、廊下を歩いている。 …私は今、人生の最大の分岐点にいるのだ。 マトモな生活か奴隷の生活か… 別に奴隷がイヤって訳じゃない。 …いや、確かにイヤだけど… 今の私は自分で人生を決めれない。 それが一番イヤなんだ。 せっかく新しい人生を歩み出したというのに…その大事な選択が自分ではどうしようもない。 それがまるでこんな世界に堕ちるという運命を背負わされた自分に似ていて… それが更に自分の心に重くのしかかってくるのだった。 「…そんなにヘコむなよ~」 ラフが私に声をかける。 「別に適性が無くても俺達は差別なんかしないぞ?」 …そういう事を心配してる訳ではないのだが…でもまぁ、慰めてくれるのだから悪い気はしないけどね。 「…ありがとうねラフ」 ただ一言それだけを言う。 ラフはそれを聞き、安心したようだった。 ふとそこで疑問が浮かんだ。 「でもさ、適性っていつ頃出るものなの?」 「うん?う~んそうだな~大概の奴が一週間位で出現したよ。中には生まれてから一時間で出た人もいる」 「へぇ、その人スゴいね」 「まぁいわゆる才能って奴だからな」
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