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挙句の果てには責任を他人に押し付け合いながら逃げやがって…！
「ふざけん…じゃ…ない…わ…ゴフゥ！」
私は吐血する。
血が失われ、意識が更に遠くなる。
思考がボヤけてくる。
…もういっか…
何もかもどうでもいい。
自分の人生も、自分の名前も…自分の全てが…
今ではどうでもいい…
綺麗だったけど、大して面白くなかったこの世界。
未練なんて欠片もない。
死ぬなら早く死にたい。
死んで、全部忘れたい…
私はゆっくりと目を閉じる。
暗い視界の中に見出す安息。
徐々に失われていく命…そして理性。
空っぽになった器に残ったのは…虚無。
虚無はゆっくりと、彼女を飲み込もうと迫っていた。
……
…その時…
…許さない。
彼女が感じた、微かな感情…。
アイツらを…あのバカどもを…私は…許さない！
アイツらさえいなければ…！
クソ！あのバカどもがぁ…！
…それは憎悪。
尽きる事ないドス黒い感情。
その感情は彼女の魂に流れ込み黒く染めていく
だが流せども流せども、器は満たされない。
それが彼女をより狂気に導く。
彼女は魂を震わせ、叫ぶ！
…殺してやる…！
アイツらを一人残らず殺してやる！
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