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都市の若者たちも、農作業に駆り出されている。
「おいローゼ、野菜の詰め込みは終わったか?」
「うん、終わったよ」
青年ローゼもその一人だ。
「もう仕事ないよね?」
「そうだな……納品も終わったし」
彼の父親は、うーんと腕組みをする。
「いいよいいよ、無理に仕事見つけないで」
ローゼは何かしたいことがあるらしく、必死で父親を説得している。
「あなたー、こっちの野菜見てくれるー?」
彼の母親が、声を荒げる。それを聞いた彼の父親は、「あぁわかった、すぐ行く」と言った。
「じゃあ」
ローゼはそれを口実に背を向ける。
「遅くなるなよ!」
ローゼはこくりと頷いた。
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