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鷹宮の後をつけていくと、閑静な住宅街に辿り着いた。
そういえばここって、高級住宅街じゃん。
ほー……優等生のうえ、金持ちですか。
俺だって、俺の親だってそれなりに小金持ちなんだよ。
こんなところに住めるほどってわけじゃ……
って、あれ?!
辺りを見渡し鷹宮を探すが、気づいた時にはすでに鷹宮を見失っていた。
くそ、アイツ歩くの早すぎなんだよ!!
慌てて、走るが誰も見当たらない。
家に帰ったのか?
仕方ない、表札で探すか……
「……」
俺、なにしてんだろ。
アホらし。帰ろう。
ふと、前を見るとセーラー服を着た女の子が歩いてくる。
ていうか、なんか様子が。
そう思った瞬間、女の子は転んだ。
「!?」
うわっ
マジか!
「大丈夫?」
慌てて駆け寄り、道端に倒れてる女の子に声をかける。
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