恋、未だ。

9/37
前へ
/982ページ
次へ
準備を終えて、車で赤木の家へ向かう。 信号待ちで、左腕の腕時計を見て時間を確認する。 少し早いな。 お腹も空いてるし、なんか食べていくか。 目に止まった近くのカフェの駐車場に車を停め、カフェの中へ入った。 「いらっしゃいませ」 店員の声が耳に届く。 俺の目の前へ、やって来た店員は俺を席へ案内する。 窓際の席へ案内され、飲み物とサンドイッチを注文した。 「だからー!そこ違う!!」 昼前の店内に響いたのは女の子の声。 びっくりした。 学生か? 声の方を見ると、女の子一人と男の子二人が机を挟んで座っていた。 机の上には勉強道具が広がっている。 テスト勉強かな…… そういえば、俺たちもあんなことしてたっけ?
/982ページ

最初のコメントを投稿しよう!

276人が本棚に入れています
本棚に追加