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ねぇ。
君は、私に何を望んでるの?
君の目の前から消え去ることですか?
それとも、
ずっと君だけを見ていればいいのですか?
私には、君のことがいまいち掴みきれません。
初めて出会った時、
君への感想は
「私に似てる」
でした。
「似てる」ところは
君のことを深く知るたびに
増えていきました。
人に、出来る限りの優しさで
接するところ。
頼まれると断れないところ。
皆の前では笑っているけど、
本当は泣きたいこと。
私の勘違いかもしれない、でも。
私に見せてくれる「君」を
見ている限りでは、
「君」は私にそっくりだった。
でもね、ひとつだけ。
君の私と全然違うとこ、見つけちゃったんだ。
_____君が、私のことを嫌いだってこと。
それと同時に、
君が人とかぶることが大嫌いだってことも知ったんだ。
だって、そうでしょ?
君と何もかもが似てる私は、
君にとってただのキャラかぶりでしかなかったみたい。
君と私の似てるとこ。
趣味も、性格も、身長も。
そんなのどうでもよかったから、
お互いを思う気持ちだけは
そっくりになりたかった。
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