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「な、なぁ!今の!」
「高嶺の声、だったよな!」
五人は焦りを感じながら海を見た。
「高嶺様ーーーっ!」
ユリは走り、海に入った。
「ユリ!」
続いて四人も海に入った。
「高嶺様ー!どこですかー!」
ユリは顔を出してマユを捜した。
「高嶺ー!」
四人もマユを捜した。
「!あれは!」
サクヤが指を差した。
「総帥!」
ハルカが泳いでいた。
「総帥も悲鳴を聞いて…。」
ハルカが潜ったのを見た。
「まさか!」
溺れているのでは…。
五人も潜って捜した。
「(息が出来ない……。誰か…助けて…。)」
マユは水の中で溺れていた。
視界が霞む…。
「(総帥…助け…て…。)」
マユはそこで意識を失った。
「(マユ…どこだ…!)」
ハルカはマユを捜していた。
そして、
「(あれは…。)」
何かが浮いている。
「(マユ!)」
少し遠いが、マユであることが分かった。
ハルカはマユに近づき、腕に抱き、水面に引き上げた。
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