†始まり

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****** 父さんが死んだのは7年前 この時 愛人と その子供、麗夜がいることを初めて知った。 麗夜の母親が傷害事件を起こして、刑務所に入ったため麗夜は1人になってしまったのだ。 母の言葉を聞いて、わたしは驚いた。 *++++ 無言のままのわたしに母は 「これがね、結構かわいいのよ~。麗奈に似てるしね!それにお母さん男の子がほしかったんだっ」 (その笑顔が眩しいわ…) 語尾に星マークがついてそうなテンションに 少し呆れてしまう。 「だからって1回会っただけなのに…。」 なんか、複雑… 「麗夜の周りにはろくな大人がいないのよ。わたしがいちばんマトモね!うん!」 はあ、もうどうでもいいや。 わたしが反対したところで無意味だろうから。 .
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