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「れいちゃんもう8時だよ」
起きる気配はない。
「ねぇ起きてったら」
まだ、起きる気配がないようなので、身体を揺すった。
「うーん…」
「れいちゃん遅刻するよ?れいちゃんってば」
「わかってるよ」
うるさいなー
お母さんと違って麗夜はわたしが目を覚ますまで起こすのをやめない
「れいちゃん早くごはん食べないと間に会わないよ」
「もぅ、うるさいなぁ…」
(小姑かっての)
麗夜がこの家に来てから1か月が過ぎた
目玉焼きは黄身が固まる寸前で食パンはしっかり焼いてある
いつの間に麗夜は知ったのか
わたし好みどおりだ
「そういえば、れいちゃん昨日も遅刻したでしょ」
「高校は小学校と違って、少しくらい遅刻してもいいんだって」
「そうなの?」
...ダメだけどね。
「おばさん、病気なんだからあんまり心配かけちゃダメだよ?」
あー、もう!
苛つく...
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