分岐

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翔さんが自分のチームのお話をしている。 わたしは時々相槌を打って缶チューハイを飲む。 話が途切れた時翔さんが近づいてきた。 「理真ちゃん可愛いね」 「え」 「俺凄くタイプなんだよね」 言い終わるとわたしの唇に触れてきた。 そのまま顔を重ねようとしたので背ける。 「そういうの。ヤです」 手は伸びてくる。 身体をまさぐられる。 「やだ。やめて。本当に」 涙声になる。 痴漢と一緒じゃん。 堂々としてくるだけ性質が悪い。 服を脱がされないように必死に抵抗して、見上げた翔さんの顔は歪んで見えた。
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