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翔さんの家のドアを開けると玄関側にキッチンのあるお部屋。
奥にテレビのあるお部屋があった。
思っていたより広い。
「入って」
しばらく玄関に突っ立ってた。
「やっぱり・・・わたし帰りますね」
「えーいいやん。つか飲んでいき。ホラ靴脱いで」
手を引かれ強引に部屋に入れられた後、翔さんは後ろ手で玄関の鍵をガチャリと閉めた。
奥の部屋に連れて行かれてこたつに座る翔さん。
部屋の入り口に座るわたし。
「こっちおいで」
「ううん。ここでいいです」
「そんな警戒しなくてもいいのに」
笑いながら缶チューハイをくれた。
うう。
居心地悪い。
何だろうこの雰囲気。
翔さんはずっとニコニコしてる。
やっぱり帰ったほうがいい気がする。
これ飲んだら帰ろうかな。
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