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「理真ちゃん可愛いから我慢できへんよ。ほら俺の見て」
わたしを脱がすことを諦めたのか自分で脱ぎ出した。
小学校の時の出来事を思い出す。
肌色の女性には無い器官。
あの時の痴漢の顔。
・・・とても気持ち悪い。
「・・・怖い」
思ったことが口から出ていた。
「理真ちゃん初めて?」
声も無く頷く。
「そっか。じゃあさ触って」
頭を横に振るけど強引に手を持っていかれる。
これは
どうしたら逃げれるんだろう。
翔さんは細いけど腕は太い。
わたしの手首を持つ手に力を入れられたら折れるんじゃないだろうか。
そもそも興奮した男性はわたしを逃がしてくれるんだろうか。
今迄何回か身の危険を感じる事はあったけど性的な事は避けてきた。
でも今日は逃げれない。
絶望感。
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