再会

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(チリンチリン) 亮は勢いよく自転車をこぎ、高校へ向かった。 (亮とは大島 亮(オオシマリョウ)高校3年生である) 新学期学校に着き教室に行くと、いつも通り誰もいかった。 それはいつもの事で、この誰もいない時間が一番寛げた。 4階の窓から外を見ていると懐かしい感じのする人影が見えたがあまり気にせずぼーっとしていた。 始業式の時間が近づくにつれて続々と生徒が登校してきた。 その中に、2年の時に仲良くなった金城洋祐(カネシロヨウスケ)が遅刻ギリギリで校門を通過した。 洋祐が教室に入って来た。 「おはよ、洋祐…初日そうそうギリギリで来るなよ。」 「間に合ったから良いんだよ。それより早く体育館行くぞ。」 「待ってやったんだから、感謝しろよ。」 いつも通りの会話をしながら体育館に向かった。
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