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始業式が始まり、校長の長~くて怠~い話が始まった。
「亮、相変わらず言いたい事を遠回しに言うよな。」
「あぁ、確かにな。さっさと帰りたいよな~。ってか言いたい事って勉強しろって事だろ…」
「だろうな…」
長い話も終わり、転校生の紹介が始まった。
洋祐が
「みんなの前で自己紹介って緊張するだろ。俺、絶対嫌だね。可愛い女の子だったら嫌だいんだけどなぁ~…」
「お前はまた女狙いかよ!」
舞台の上に転校生が一人で上がって言った。
「初めまして、篠田亜紀(シノダアキ)です…よろしく…」
何とも無愛想だったが洋祐の期待通り女の子だった。
見た目やくざの様な、ただの引っ込み思案なのか、だが亮はまた懐かしい感じがしていた。
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