the 1st / Ⅰ

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 「わぁったよ」  「了解だ」  スレイヴ&皇/渋々即答――悪気無し。  市長――やれやれといった感じ  『わかったのなら帰ってきてくれ。瘴気の抗体のあるスレイヴならともかく、ミカドは汚染されたら大変なことになるからね」  「はーいはいはい。ということだ。お預けだってよ、ジャップ君」  スレイヴ=口の端を釣り上げる笑い方――明らかな挑発/しっかりセーフティをかけた銃を、腰のホルスターに納める。  ミカド=鞘におさめた刀を、バット用のレザーケースに入れながら  「統一国家で、人種差別を思われる発言はタブーだよ。鬼畜米人」  両者、剥き出しの戦意。  『はぁ、今度はドンパチじゃなくてケンカか? 飽きないね、君たちも』  市長――ため息混じりの呆れ声。  おおいいね。その発想は実にすばらしいと言わんばかりのスレイヴの顔。  手を開く・握る。その嬉々とした表情とは裏腹に、ムっとするミカドの顔  「なにスレイヴ、スデゴロやんの? だとしたら俺パス。お前の義手に勝てる気がしない」  きっぱり/義手の性能=安全装置をすべてはずし、握力+筋力を限界突破させた代物/その破壊力を知るものの当然の発言。
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