亜理子と少年

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ぐだぐだ言っていても、家に着くわけではないので、むくんだ足にムチウチ一段階段をのぼりはじめる。 一段、又一段。 おかしい。 ずいぶん上った気がするし、回りは真っ暗になったのに、まだ階段は続いている。 それでも、機械的に足は階段を上る。 ふと上げた視線の先に、綺麗な顔立ちの男の子が立っていた。
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