-悲哀機械-

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ボクは、ロボット。 博士に造られた人間の壊れたバージョン。 ボクは人間ではないから、寂しさなど持っていない。 博士は、ボクに友達を用意してくれた。 ボクと同じロボット。 悲しみに暮れたロボット。 そう、ボクらは寂しさなど持っていない。 けれど、悲しみには暮れている。 何故かって? ボクらは皆、一人ぼっちで生きている。 だから、誰かボクに会いに来て。 怖がっても良いから、ボクを見て。 怖がらないでくれた子は、ボクと友達になってくれる?
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