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「………え?パパ、ママ……神夜、悪い事……しちゃったの?」
2人の反応を見て、神夜がシュンとする。
「もぉ、神夜。そんなわけないじゃない、コウくんに美味しいチョコ上げるんだったら頑張ればいいのよ!」
グッと力瘤(ちからこぶ)を作りながらウインクして落ち込んだ神夜を励ます神夜ママ。
「そ、そうだぞ神夜!パパはいいから、コウくんに喜んで貰えるようにな!」
最愛の娘からのチョコを貰う事に対し少し諦めを浮べながらも、神夜パパも必死に励ました。
「………うんっ!」
大きく頷き、神夜はチョコの製作に再度取り掛かった。
顔を見合せ、ほっとする2人。
そして神夜を見て和む2人。
それから神夜ママはたまに指摘・指導をしながら神夜をサポート。
神夜パパも歯を洗い終えると台所のテーブルにある椅子に座り、温かい2人の様子を眺めていた。
――――
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