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美月は少し考え、口を開いた。
「……不思議な事もあるものね。だけどこの世界ではそういう事があってもおかしくない世界だから」
―そういう事があってもおかしくない世界?
…どうやらここは地球ではないらしい事をレンは悟った。
外身も20歳なら中身も発達していたのである。
「すみません、ここは一体何処なんですか?」
「簡単にいえば地球の裏の世界…かな。自然界から生まれて皆で生活してます。例えば私は『月』の子なんです」
…何だかお伽話にでてきそうな事をさらりと言われ、レンは訳がわからなくなった。
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