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「~~うーん。まぁ、俺がここに来た事も、この今いる世界の現実も、正直まだ頭の中で整理がつかないなぁ…」 レンは眉間に少しシワをよせ、困った顔で腕を組む。                          「そうですよね、いきなり言われて理解するのって難しいですよ。もしよければ、今日は泊まっていってくださいな。また明日整理つけるのもいいじゃないですか。 ただ……早く元の世界に戻れるといいですね」 美月はにっこり微笑んでいった。 何だろう…?         レンは不思議と美月の笑顔を見ると、何処か懐かしく何だか気持ちがもやもやしていた。 何処かで…          この笑顔見た事が…… 「ありがとう、美月さん。今日はゆっくりさせて頂きます。色々と…すみません」 ――レンは置いてあったお茶を、静かに口に含んだ。 .
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