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コンコン。 「!!??」 レンは突然のノックに体がびくついた。 誰か入ってくるのか!? まてよ。 この状態でどうしたらいいんだ?? どう弁解すればいいんだ? 美月さんはまだ寝てるし… 『美月さん………美月さん…誰かきたみたいなんですけど』 レンは小声で、小さく美月の肩を揺さぶる。 美月はいっこうに起きる気配はない。 「…美月さんっ」 少し大きな声でさっきよりも大きく揺さぶった。…が起きる気配はなく 『…失礼しますね』 襖の向こうから声が聞こえた。 と同時に ――レンの心臓は止まりそうになる。
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