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「申し遅れました、私は『爽(ソウ)』と申します。昨日はあれから大変だったんですよ~?レン殿寝ぼけて、美月から離れなかったんですから」
「え゛っ!?俺が!?」
レンは更に固くなってしまった。
「まぁ、違う世界から来たのでしょうがないでしょうけど」
「本当にすみませんでした!!起きたら美月さんになんて謝っていいか…」
ソウは何か思い出したかの様に、ポンッと手を叩いた。
「そうそう!美月は起きるのは夜だから、朝の内に色々考えられますよ」
「へ?朝に起きないんですか??」
ソウは少し考えて…
「ええ、美月は『月の子』なので夜に起きるんです」
右手の人差し指をたてて、ソウはニコッと笑った。
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